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忘れられない思い出

unforgettable-memories2




先日、ある友人からインターネット通販でストールの注文をもらいました。

彼は県外に住んでいるのですが、いつも事前に何も連絡がなく、いきなりお店に来てくれたり、いきなりインターネットで注文をしてくれたり、すごくサプライズが好きな男です 笑


その時も、注文情報を見ていて、あれっ?この名前って間違い無いよな?
と二度見してしまいました^^;


そんな彼ですが、普段はお互い遠い県外に住んでいるのでなかなか直接会うことができません。ですが、ソーシャルメディアなどを通じてお互いの近況は知っていたりします。(僕は仕事以外ではソーシャルメディアを使いませんが、こういう面ではソーシャルメディアもいいと思います^^)




彼と出会ったのは6年前。
東日本大震災のボランティアの時に出会いました。


当時、僕は定期的に宮城県の南三陸町にボランティアに行っていました。


その時は地元の友人と二人でボランディアに参加したのですが、その現場で出会ったのが彼です。


初めて見た時は元気で真面目な人だなー!
と割と初対面から好印象でした。



瓦礫の撤去作業を一緒に取り組んだり、休憩時間に一緒にお昼を食べているうちにすっかり意気投合して、その日に僕がお世話になっていた現地の民家に一緒に泊まりに行ったほどです。


unforgettable-memories



そこでさらに仲良くなってしまい、最後には僕らの車で途中まで一緒に帰りました。



とはいえ、彼は静岡県、僕らは長野県なので、途中のサービスエリアで絶対に別れなければならない状況になりました。



その日は日曜日で次の日は彼も僕らももちろん仕事。
(そして彼は教師です)
普通ならサービスエリアからタクシーを拾って電車で帰るのが普通ですし、間違いありません。



それなのに何を考えたのか、彼はそこからヒッチハイクをして帰る!と言いだしたんです 笑


そして、普通ならそれは現実的じゃないよ。。。
と止めるところですが、僕も地元の友人もそういう冒険的なのは大好物 笑



おーー!!いいじゃん!
絶対いけるでしょ!


とサービスエリアで一緒にヒッチハイクOKな人を探しました。



でも、そんな優しい人が簡単に見つかるわけなく。


確か、2、3時間粘りましたが、結局僕らが一緒にいる間には見つかりませんでした。



やっぱり電車使う?
と聞いても、彼は全くその気はなさそう。



忘れてはいけません。


彼は学校の教師。
教師がヒッチハイクに失敗して授業に遅刻したら笑い話では済みません。


だいたいなんでヒッチハイクなんてしようとしたんだ!
と他の教師から大ヒンシュクを浴びますよね。
(面白がる生徒もいるとは思いますが 笑)


普通ならちょっとは気持が揺らいでもいい場面ですが、全く動じないのが彼のすごいところです。



結果的に僕らと別れて数時間後にヒッチハイクに成功して無事に授業に間に合ったそうです。


車の中で彼からヒッチハイクに成功したというメールを見て、友人と一緒にとても興奮したのを覚えています^^



はたから見たら、翌日は仕事で定時までに帰れるかわからない時にヒッチハイクするだなんてただのアホに見えるかもしれませんが、僕から見たらめちゃめちゃカッコ良かったですよね。



男なら自分で決めたことを何があっても最後までやり通せ!
と背中で見せてもらいました。



度胸があるというか、一度決めたら何が何でも最後までやり通す一貫性というか、なんにしても男らしいですよね。
(ヒッチハイクするしないは別にして 笑)



人との約束はもちろんですが、自分自身への約束を作ってそれを必ず守るというのは人間の基本的な人格を表すと思います。




人との約束を破るのは抵抗があっても、自分自身との約束は外からは見えないので、やろうと思えばいくらでもごまかしがききますからね。


今日は気分が乗らないから、やめておこう。
今日は体調がすぐれないから明日にしよう。
あの時とは状況が変わったからまたにしよう。
・・・


こういうことを繰り返していると、自分自身をごまかすことになり、少しずつ自信も失っていくことになると思います。



あの時、彼から感じた「度胸」や「一貫性」は常日頃の生活の中から育まれた自信によるものだろうなーと思います。



あの出来事は今でも忘れられませんし、人にとってとても大切なものを教えてもらいました。



僕自身も今自分が信じた道を進む旅路の途中ですが、最後まで絶対に諦めないよう、自信に裏打ちされた度胸と一貫性を持って進んでいきます。



それでは今日も1日、自分にできるベストを尽くしていきましょう!




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Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2017.03.31

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